香織の気ままブログ

SNSアプリのLINEが小中高校生を対象に、ネット利用の調査を今年９月以降に行うことを発表した。来年３月に調査結果を発表し、研究に生かしてもらう方針。出沢剛社長は「社会的責任として、ネットトラブルの根絶と青少年のネットリテラシー向上に努めたい」と話したという。今や高校生の５０％、中学生の２５％がスマホを保有しており、多くの学生が、LINEを利用している。


LINEでのコミュニケーションで仲間意識を高め、孤独感を和らげているのだと思う。なんらかのコミュニケーションの行き違いからうざいなどと言われLINEのグループから外されたり、LINE外しによる悩みも深刻化しているという。LINE内で一人だけメッセージを読めないように設定することもでき、仲間内で悪口を言い合うなんてことも行われているよう。学生のうちは特に友人、仲間を求め、一人になることを恐れる。いまでは「ぼっち」という言葉も生まれ一人で行動する人を中傷したり嘲ったりする言葉となっている。


１９９０年代に学生時代を過ごした私からすると、以前はスマホなんてなかったし、携帯が出始めたころだった。LINEの既読無視やLINEの仲間外しなんてものとは無縁だった。以前から無視や悪口などのいじめはあったが、外からは見えない世界でいじめが横行するということはなかった。その点、今の学生はネットでの中傷にも気をつかわなければいけないので、自分の発言に昔以上に注意しなければならない社会で疲れると思う。


SNSが発達していろいろな仲間をネットで作ることができる一方で、ネットでの中傷も増えている。匿名をいいことに、簡単に人を傷つけたりできるので、ネットでのモラルといっても、学生がモラルをきちんと守れるかどうか難しいところだと思う。法による規制も必要になってくると感じている。

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